jouhou

年々、美容に関しての職業は需要を高め、それに比例してビューティーアドバイザー(美容部員)に対する求人の競争率も高まっています。

数年前までは、高卒の学歴があれば、問題なくビューティーアドバイザーの職業に就くことができましたが、近年ではビューティーアドバイザーの需要が増加しているからか、求人は大卒採用のみの企業や販売店も少なくありません。
また大卒であっても競争率が激しいため、ビューティーアドバイザーになるための(美容に関しての)基本的な知識やメイク技術などが、求人採用されるうえで、非常に重要になるのは言うまでもないでしょう。

ビューティーアドバイザーとしての就職先には、百貨店のコスメ売り場やドラッグストア、派遣社員など、さまざまな就業形態が存在します。
しかし、今後ともビューティーアドバイザーとして活動していくのなら、直接化粧品メーカーへ就職するのが一番でしょう。化粧品メーカーへ就職するといっても、最初は契約社員やアルバイトであっても構わないと思います。

では、その際の注意点などを見ていこうと思います。

人事採用係さん

確かに、採用する側としては即戦力になる人材は魅力です。ですが、採用には人材育成の意味もあるので、徐々にステップアップしていくのもいいのではないでしょうか?

別の項でもご紹介しましたが、ビューティーアドバイザーの就職状況において、契約社員制度(形態)を採用している企業が増えています。企業側からすれば、人件費というのは必要不可欠なものであり、また逆に、コスト削減の最たる位置にあるからです。

そのため、契約社員という使用期間を設けることで、本当に戦力になる人材の見極め、コスト削減を手掛けているのです。化粧品会社に限らず、多くの企業が契約社員という就業形態をとるようになりました。

したがって、最初は化粧品メーカーでのアルバイトや、契約社員で働くという形で就職することに、問題はないと思います。その後、スキルアップや研修を経て、少しずつキャリアアップしていくのもいいのではないでしょうか。

中途採用を狙え!【豆知識】

中途採用を狙え!

アルバイトや契約社員として就職する場合の注意点は、採用後のステップアップが確約されているかどうか…スキルアップ後に、正式な社員として雇用してもらえるのかを確認しておきましょう。

契約社員を募集している企業でも、急な人材補充のために、契約社員を採用しているケースも多々あります。特に正社員と契約社員の区別が不明瞭な場合には、契約条件などの詳細を入念にチェックしておきましょう。

さて、一般的に企業側の就職戦線としては春(4~6月)にはほぼ募集が終了します。

特に、ビューティーアドバイザーなどの美容関係職は、人気の職種ですので、応募者が殺到します。また、専門職ですので、採用後の人材育成期間(研修)なども考えると、早期に募集を〆るのはごく普通のことです。

しかし、年間の新規採用枠を春時点で使い切らない企業も増えています(中途採用)。春に半分、秋に半分というように、年間2回に分けて募集する化粧品メーカーも増えているようです。

この中途採用は、早期退社のための人材補充に当てられますが、もし春採用の際に採用されなかった方は、根気よく中途採用を狙ってみましょう。企業によっては、数か月単位で少しずつ募集しているところもあるようなので、情報収集も欠かさず行いたいところです。

派遣社員としてのビューティーアドバイザー

haken

近年、人材派遣における法律(改正労働者派遣法)が改正されてからは、営業・販売職での派遣登録が数年前から可能になりました。これに伴い、ビューティーアドバイザーの派遣登録も年々増加しているようです。年齢性別を問わない美容専門職として、その人気の高さが伺えますね。

当サイトでは派遣社員のシステムについて詳しく触れませんが、ビューティーアドバイザーとして派遣社員で働くためには、まず派遣会社に登録するという作業が必要です。それから、各企業から派遣登録した会社へ、ビューティーアドバイザー募集審査のオファーがあって初めて選考過程に入ります。

そして、派遣社員として企業側に採用された後は、お給料や社会保険などは派遣会社側から支給されるのが一般的。業務形態などは当然派遣先の企業側の方針に従うことになります。ここまでが基本的な流れでしょうか。

特に、美容業界での経験や、専門的な知識が不足している方などは、美容業界への取っ掛かりという意味でも、派遣会社に名簿登録しておくのもいいのではと思います。

派遣社員だからこそ、他と差をつけるには経験値が必要!

新人さん

ビューティーアドバイザーとして派遣社員で働くといってもやはり人気業種だし。多くの人が登録しているので、実際に採用されるのか心配…

こう思われている方は結構いらっしゃると思います。というのも、ビューティーアドバイザーとして働くための資格が特に必要でないので、派遣会社での登録が殺到しているためなのです。性別や年齢を問わない職種というのも起因しているかもしれません。

しかし逆を言えば、「未経験者の方も多い」のです。

ビューティーアドバイザーに限らず、企業側が派遣社員として望む人材は、「即戦力になる人材」のはずです。派遣社員の教育に力を入れる時間も限られますし、それに費やすランニングコスト(人件費等)も馬鹿になりません。
したがって、ビューティーアドバイザーとして派遣社員で働く上で、経験の有無が大きなアドバンテージになるのは言うまでもないことです。尚、ここでいう経験とは、販売経験やメイク経験などを指します。

販売マナーや、メイクに関する資格を取得しているに越したことはありませんが、やはり、現場で必要なのは実践的な行動力です。それは経験積まなければ、十分に発揮できるものではありません。

派遣社員からビューティーアドバイザーとして働く上で、まず派遣登録を済ませ、派遣会社から採用があるまでは他の業種などでスキルを学ぶというのも一つの方法だと思います。

実践的な行動力や経験があれば、派遣社員であっても、十分にコスメ業界で通用する可能性を秘めていると思います。