glossary

ブライダル(結婚式・披露宴)に関する用語には、実にさまざまな語句が使われています。当サイトにおいても、そういった専門的な用語などを用いて解説しているページもございますので、分からない用語や語句があれば、こちらのページから検索していただければと思います。

尚、用語の追加に関しては随時更新し、並びに関しては特に規則性はございません。

アテンダー(介添え人)

アテンダー(attender)は、挙式当日に新郎・新婦に付き添って身の周りの世話をする仕事です。基本的には、式当日の進行状況に従って新郎新婦の式場へのエスコートや、新婦のメイクのチェック、ウェディングドレスの裾持ちなど、ブライダルにおける細かい点に気を配る役割を担います。

普段はそれほど緊張しないという人であっても、さすがに挙式当日は新郎新婦共に緊張していることがほとんどです。
そういった新郎・新婦の緊張をほぐしてあげたりするのも、ブライダルにおけるアテンダーの大きな役割の一つと言えるでしょう。

尚、担当するアテンダーは一人と決まっているわけでもなく、新郎・新婦にそれぞれ一人ずつ担当する場合もあります。
式場に入場する際などは、先頭に男性アテンダー、最後方に女性アテンダーという形で入場することが多いでしょう。

近年では、チャペル形式などのブライダルシーンの多様化に伴い、挙式の形態に特化したアテンダーも登場しているようですね。

サムシングフォー

サムシングフォーは、「結婚式の当日に、花嫁が身に付けると幸せになる」というもの。

具体的には、

・サムシングニュー(何か新しいもの)
・サムシングオールド(何か古いもの)
・サムシングボロー(何か借りたもの)
・サムシングブルー(何か青いもの)

を指す。

イギリスでの古くからの言い伝えとして残されている慣習だが、日本でもサムシングフォーを実行している花嫁は大勢いる。
サムシングブルーでは、カクテルドレスなどのワンポイントに、ブルーのアクセサリーを身につけるなど、人により異なる。

サムシングフォーのほとんどが、ワンポイントとして使用される場合が多い。

結納(ゆいのう)

「結納(ゆいのう)」は、新郎家と新婦家の両家の間で、婚約が正式に整ったことを証明する儀式です。

結納の場では、「末広」や「金宝包」といった品物や金品を取り交わします。これらの結納品は関東・関西によって異なり、その地域独自の結納品を取り交わす場合もあります。地域によって結納に対する意味合いも少し異なります。

近年では結婚式場の施設を貸し切ったり、ホテルの室内で結納の儀式を行うケースも増えてきました。また、ブライダル趣向の西洋化に伴って、結納をまったく行わない新郎新婦も増えています。

尚、結納の儀式は実は日本独自の風習で外国では見受けられません。

結納品(9品目)

結納品は、縁起が良いとされるものを様式化して贈ります。品数はさまざまですが、現在では5品、7品、9品とそれぞれセットになっているのが一般的です。

※これらの結納品の呼称は関東と関西で異なる場合があります。ここでは主に関東での結納品の呼称でご紹介させていただきます。

目録(もくろく)
基本的に「大量の情報を分りやすい形で一覧可能となるように箇条書などの方法が取り入れられているもの」ですが、結納においては結納の品が書かれたものを指します。

末広(すえひろ)
扇子(せんす)。扇子をイメージすると分かりやすいと思いますが、結婚するカップルの将来に対して「末広がり」に繁栄するような意味合いを持ちます。

友志良賀(ともしらが)
夫婦共に白髪になるまで長生きし、末永く仲良く過ごせるようにとの意味合いがあります。白色の繊維のようなものを使用します。

子生婦(こんぶ)
「喜ぶ(よろこぶ)」と掛け合わせた当て字です。昆布を使用し、子宝に恵まれるようにという意味合いも持ちます。

松魚節(かつおぶし)
松魚節はその名のとおり「鰹節(かつおぶし)」が使用されます。古来からお祝いの品として愛用されていますよね。
意味合いとしては鰹節のように「長く保存できるように」とされています。

寿留女(するめ)
するめも上記の松魚節と同様、古来からお祝い事にはかかせないアイテムとなっています。意味合いとしても松魚節と同じく、長く保存できる(長く円満に)という意味を持ちます。

家内喜多留(やなぎだる)
お酒を入れた樽(たる)。現在では「家内喜多留」と書いた金封を金子に入れて使用されるケースが増えています。
主に関東で行われる様式として知られています。

長熨斗(ながのし)
引き伸ばして乾燥させたアワビ(のしアワビ)。結婚が長く続くようにとの意味が込められており、また、長寿を望むといった意味合いもあります。これもおめでたい贈り物の象徴として知られています。

金宝包(きんぽうづつみ)
結納金を入れる包み。新郎側からの結納金は「御帯料」、新婦側からの結納金は「御袴料」と区別されることもあります。

六曜・六輝(ろくよう・ろっき)

六曜(または六輝)は、「大安」や「仏滅」などを含めた暦注の一つである。その他、先勝・友引・先負・赤口の合計6種を指す。
日本では結婚式は大安、葬式は友引を避けるなど、主に冠婚葬祭によく用いられる。

六曜は中国で生まれたとされ、14世紀の鎌倉時代末期から室町時代にかけて日本に伝来した。
しかし、正式に暦として確立された年代については全くの不明である。

日本のブライダルにおいても六曜は強く信仰されているが、やはり大安に婚礼を行うケースが多い。

ただ近年では、予約の殺到する大安を避け、別の六曜に婚礼を行うケースも増えてきている。